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雑草マルチは、雑草を使った雑草対策 ~土壌も良くなり害虫もいなくなる、メリットがたくさん!

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なぜ、畑に雑草が生えるのか?

雑草を使って、雑草を対策できれば、こんな良いことはありませんよね。

それが、できるのです。

畑で育つ雑草の多くは、太陽を好みます。

日陰を好む雑草もありますが、畑は日当たりが良いことが多いので、そういった雑草の種が発芽するのに好条件です。

雨が降らないうちは、種は発芽をしません。

種は水がないと発芽のスイッチが入らないためです。

ですが、雨が降ることで、風に乗って飛んで来た雑草の種たちは、一斉に発芽モードに入り、芽を出し始めるのです。

そして発芽してからは、太陽を浴び、グングンと成長をしていくのです。

畑は、野菜が育つように肥えた土になっています。

ですから、雑草も十分な養分を吸い、元気に育っていくのです。

雑草の発芽や成長を阻止するためには?

雑草の発芽を防ぐ方法はあるのでしょうか?

先ほど書いたように、野菜も雑草も、発芽の方法は同じで、

種から芽を出さないようにする

これが基本です。

そして、発芽をしたとしても、太陽の光がなければ大きく育つことができません。

雨を防ぐことはできませんが、

雑草の生えて欲しくない場所の、太陽の光を遮ることは可能

なのです。

マルチで地表を覆う

簡単にいえば、日陰をつくることです。

とはいっても、畑を覆うわけにいきませんし、それでは野菜も育ちません。

そこで、地表を覆うことで、光を防ぐことができるのです。

その方法は、栽培の世界ではマルチといいます。

マルチとは、地表を覆うこと

です。

マルチには、黒ビニールを使ったマルチもあれば、バークチップ(木くず)などで覆うマルチもあります。

いずれにしても、地表を覆うことで、野菜だけに太陽の光が当たり、地表だけを日陰にする方法です。

マルチには雑草対策以外にも、土の保温や保湿などに効果的です。

雑草マルチ = 雑草を使って、雑草対策!

黒ビニールのマルチは一般的ですが、地表を覆い日陰にさえすれば良いわけですから、どんなものでも構いません。

その究極は・・・・

雑草を使って地表を覆う、草マルチ(雑草マルチ

です。

雑草マルチ

こうやって、刈った草を地表において日陰をつくるのです。

 

抜いた雑草を置いたら、雑草が復活してしまうのでは?

そんな心配はありますよね。

雑草マルチには多少のコツがあります。

雑草を抜くのも良いですが、

雑草を刈って、根を切った状態にすれば、雑草が復活することはない

のです。

雑草マルチの方法

方法は簡単です。

雑草を刈り取って地表に置く

それだけです。

 

でも、雑草を刈り取る/切っただけでは、

元の場所にまた雑草が伸びるのでは?

そうですね。

 

雑草マルチをする時には、2つのポイントが重要です。

 

1.マルチをする雑草の根から、雑草が復活しないようにする

2.刈り取った雑草が、元の場所で復活しないようにする

これらについて解説をしたいと思います。

1.マルチをする雑草の根から、雑草が復活しないようにする

マルチで抜いて根が付いている雑草を使うと、その根から雑草が復活してしまうことがあります。

それは、

抜いた根に土がついている場合
抜いた雑草の根が、土に接している場合
雨などが降って、根に水分が保たれたり、土に接する場所に移動する場合

などです。

多年草などの雑草は、やはり根から抜いたほうが良いです。

その場合には、

根から土をできるだけ取り払い
草などの上に置いて土と接しないようにして太陽で乾燥させる
あるいは根と草とを切って分離してしまう

ということで、復活を防ぐことができます。

土を振り払って天日干し状態が1-2日続くだけで、かなり弱ってきますので復活は難しくなります。

仮に復活したとしてもかなり弱っていますので、脅威にはなりません。

2.刈り取った雑草が、元の場所で復活しないようにする

雑草を刈り取ってマルチにしたとしても、刈り取られた元の雑草がそのまま伸びてしまえば、雑草がまた増えてしまいます。

畑から雑草を100%取り除くことは不可能ですが、できるだけ多くの草を弱らせることはできます。

雑草が野菜に対して不都合なのは、

雑草があるから、虫が増える
雑草があるから、養分が取られる
雑草があるから、日陰ができる

ということではないでしょうか。

このような草は、野菜の苗付近にある草ですから、そうした草は取り除くことが良いです。

この場合の刈り取りは、

茎と根の境目から少し根に寄った部分で刈り取る

のが刈り取りの適切な位置です。

雑草を刈り取る位置

適切な位置(◎)より上で刈り取る(×)と、残った茎と根から葉が伸びてきます。

適切な位置(◎)より下(△)で刈り取ると、切り取った方に根がついているので、土が付くと伸びます。

刈り取った場所に雑草が生えて欲しくない場合には、◎か△の位置で刈り取ることが良いでしょう。

雑草の刈り取りには、鎌を使いましょう。

雑草を育てる!?雑草マルチになる雑草を育てる

雑草の全てを取り除こうと思うと、とても大変です。

ですから、株の近くにある雑草はキチンと取って、それ以外については、手を抜いて取ることをオススメします。

また、雑草マルチで地表を覆う草も、いずれは枯れて土に還っていきます。

枯れていく過程で小さくなっていくので、最初覆っていた場所にも日が当たってきます。

つまり、ある程度、定期的に雑草マルチとしての雑草で地表を覆うことが必要、

つまり、雑草が必要ということなのです。

ですから、畝間にある雑草や、畑の脇にある雑草は、すべて刈り取らず、(×)の位置で刈り取って雑草マルチとして使い、わざと放置します。

するとまた伸びてくるので、その雑草をまた(×)の位置で刈って、マルチに使っていけば良いのです。

畑の雑草は、いくら根絶しようと思っても、やはり無理です。

ですから、雑草を育てているという余裕の気持ちをもって雑草と向き合うのも良いと思うのです。

雑草マルチには様々なメリットがたくさん

雑草マルチは、雑草を生えにくくするメリットもありますが、それ以外にもたくさんのメリットがあります。

雑草マルチのメリット:雑草が土に還る

雑草はいずれ枯れて土に還っていきます。

ですから、堆肥のような状態になり、また、土の中の土壌にも良い影響を与えます。

これがビニールマルチですと、ビニールですので完全に取り除く必要が出てきます。

雑草マルチのメリット:害虫予防

雑草マルチで地表を覆うと、湿気が保たれますから、虫や微生物が住みやすくなります。

太陽のカンカン照りの下では、やはり生物も育ちにくいのです。

カエルなどが育てば、害虫を食べてくれますし、微生物も活性化します。

ですから、これもまた土壌が良い状態へと変わっていくのです。

雑草マルチのメリット:根が腐って土壌が良くなる

雑草マルチで刈り取られた根は、光合成ができないので腐っていきます。

根が腐った後は、細い空洞ができるので、微生物が住みやすく、また水や空気が通る場所にもなります。

これもまた土壌を良くなっていくことに繋がるのです。自然栽培などはこうした環境を利用して、畑を耕さずに栽培をしています。

雑草マルチのメリット:暑さの影響を受けにくいので、根が浅い野菜に最適

根が浅く広がる野菜は暑さの影響を受けやすくなります。

土などが流れてしまうことなどもあることから、根が表面に出てしまったり、芋類なども太陽に当たってしまうこともあります。

そこで、地表の土が流れにくくし、風の影響も受けにくくするために、マルチは有効です。

特に浅く広く広がる野菜においては、ビニールマルチには限界があるため、自由にマルチの幅を広げられる雑草マルチが有効なのです。

雑草マルチで、雑草取りを少し楽しく

雑草マルチを知ってからというもの、雑草に対する見方が変わりました。

雑草をただの悪だと思っていたのですが、育っていく雑草を見て、

いつか雑草マルチにしてやるぞ

と思って、余裕の気持ちも生まれます。(笑)

また、雑草を燃えるゴミなどとして捨てる必要もなくなりました。

雑草も見方を変えれば自然の中で育つ植物であり、モノは使いようです。

 

雑草マルチでみなさんの雑草対策が少しでも気分が軽くなればと思います。