栽培ライフについて

スポンサーリンク

はじめたきっかけ

二児の父親をしている、名古屋在住のきゅーです。

名古屋の兼業農家の家系に生まれたことから、小さいころから田んぼと畑で育ちました。
毎日のようにザリガニを釣り、田んぼを駆け回っていました。
野菜はあまり好きではなく、毎食の食卓に登場する野菜のおかずが嫌でした。

高校を卒業し東京へ。
東京のスーパーで買った野菜の不味さにビックリをしたのを覚えています。

なんでこんなに味が無いんだ・・・・

それを実家に話したのが運のつき。
翌月から実家から採れる野菜と米が半強制的に送られてくることになります。
一人暮らしなのに大量の野菜・・・でも食費が浮くため自炊をはじめます。

それから何十年もの月日が経ちます。
すっかり野菜が好きになり、サラダバーのある店を選んでいる自分がいました。

朝食や白米を食べると調子が悪くなることがあり、そんな時にライフスタイル革命という本に出会います。そこから朝食を抜くという生活が始まりました。

しかし完全に抜くとお腹も空きます。
ちょうど、スムージーが流行だしていました。
しかし、スムージーのように冷たい飲み物を飲むと、胃に負担がかかります。
そこで、スムージーではなく、野菜ジュースを作ろうと考えました。
またある本で、サナトリウムで人参とトマトでガンが治ったという話を読みました。
最も嫌いだったトマトジュースと人参をジュースにし、そこにフルーツを入れて飲んだら、案外美味しかったのです。

子どもの頃に飲んでいた、生協の人参ジュースを思い出しました。

そんなわけで、毎朝の野菜ジュースづくりが始まりました。
もう覚えてもいないほど前ですが、たぶん数年前(2015年当たり)という感じでしょうか。

どんな風にジュースを作ると、栄養がとれるのか、飲みやすいのか、適量になるのか・・・

妻と2人分を作るのですが、妻も美味しくないものは飲みたくないので、試行錯誤の毎日が始まります。

三日坊主の私ができるのか・・・そんなことを考えながら、家にあったミキサーで作りはじめます。

私が決めたポイントは、

毎日続けられること
その季節の野菜を採ること
そこそこ安いこと


です。

続けられなければ意味がないし、季節の野菜じゃないと栄養がとれないし、それなりに安くないと毎日は難しいし・・・

そんなわけで、スーパーに通う日々が始まります。

野菜の値段はそこそこになりますが、朝食代だと思えばまぁ・・・ということで。

だんだん、季節の野菜とか、無農薬だとか、有機栽培だとか、新鮮さや栄養価、フードマイレージ、コンポスト・・・そんなことに関心を持つことになります。

毎日使っているミキサーも、一年くらいで壊れます。
そのたびにミキサーを吟味しますが・・・高性能のミキサーにはどうも抵抗があったりして、安いミキサーを買い直し続けています。

遂に、畑を探しはじめます。
関東では高く、通販の有機野菜が買えてしまいます。

そうこうしているうちに、私は親になりました。

子どもの食べる食べ物にも関心が広がります。

この土地では暮らしていくのはちょっと合っていないのでは・・・

そんなことを考え始め移住を検討しはじめました。

そんなある日、実家の畑を潰して賃貸住宅を建てる話を聞き、土地と家のモデルを見に行くことになります。
しかし最終的に親は賃貸住宅を作ることを断念。

そしてなにかの運命のイタズラか、私がそこに移り住むことになりました。

田畑で遊んだことしかない私は、栽培を知りません。

しかも仕事もあって本格的に栽培の時間をとることはできません。

でも、朝の野菜ジュースをつくる+αで考えれば、きっとできるのではないかと思い、野菜の栽培を見よう見まねで始めます。

親にいろいろ聞きながら、そしてネットで調べながら・・・

そしていま、朝のジュースは目の前の畑で採ったものをそのままジュースにして飲むという生活をしています。

子どもたちと一緒に、畑という遊び場で、いろいろな野菜を虫たちと一緒に育てています。

思い返せば、私が育った40年ほど前のあの日の光景なのでしょう。

畑と共に家族が成長していくのが楽しみです。

栽培ポリシー

いきさつにも書いたとおり、

そもそも、ジューズの材料があれば良い

というくらいのところから始めています。笑

そして、時間もさほどかけられないことから、

収穫の効率が良い野菜しか作らない

と決めています。


つまり、1つの苗から長くたくさん実がなるようなものを選んでいます。
(1つの苗で1つしかできないものは、あまり作らないです。)

また、あまり手のかからないことも重要です。
(手間をかけても病害虫は避けられませんしね。)

また、あまり新しい珍しい野菜には挑戦しません。


土は区画整理後のものなのであまり良くありません。

石も多くカチカチに固くなりがちです。
でも少しづつ土壌を改良して、良くなってきました。

わりと痩せた土地なので、トマトとかハーブとかはよく育ちます。

コンポストで堆肥をつくり再利用しています。


農薬は一切使いません。
殺虫剤も除草剤も、不使用です。

有機肥料を最優先しますが、ときどき葉もので化成肥料を使うことがあります。


種から育てることもありますが、接ぎ木で苗のほうが良い場合には苗を買ってしまいます。


大切なことは、

無理なく続けること
できるだけ手間を減らせる栽培
可能な限り自然に近い栽培で、安全安心なもの


という感じで続けています。

野菜を育てることは素敵な体験、そしていい社会が生まれる

野菜を育てることは、素敵な体験だと思います。

見えている茎や葉で、根の行き先を想像し、肥料や水を考えていきます。

長雨で腐らせたり、台風で折れたりなど、自然とともに暮らしている実感もあります。

カマキリやテントウムシが益虫になってくれます。

野菜ゴミはコンポストで土に還っていきます。

この時間を子どもたちと一緒に過ごしていくことで、何かを感じたり想像したりしていくことは、なかなか教えることはできません。

体験を通じて感覚で得ていくことしかできないこの素敵な時間を、みなさんに少しでも伝えられたらと思っています。

そして、この植物たちが育つ地球という環境の中で、循環を通じて私たちがここのあること、そして、育てることを通じて人が少しでも優しくなれたなら、社会の課題が少しでも良い方向に解決していくんじゃないかと思っています。

きゅー

管理人:きゅー

スポンサーリンク
栽培ライフ(3181.jp) ー 野菜を育てると、感性も育つ